楽団ともしび
楽団ともしびとは
楽団ともしびは、神奈川県立希望ヶ丘高校・県立川和高校・県立湘南高校・岩手県立大槌高校の卒業生有志と、槌音バンドの皆さんで結成した吹奏楽団です。
なぜこのような吹奏楽団ができたのかというと、きっかけは2011年3月11日の東日本大震災でした。震災後、日本各地で復興が叫ばれる中、当時の希望ヶ丘高校の2年生が「自分たちにもできることはないだろうか」という想いから、<顔が見える支援>という形で、大槌高校吹奏楽部の皆さんを神奈川に招待し、合同演奏会を開催することになりました。その演奏会は「ホープフルコンサート」といって、お客さんは超満員で多額の募金も集まり、大成功を収めました。そして何よりも、希望ヶ丘と大槌との交流というかけがえのないものも手にすることができました。
その後、2012年にはこの交流の輪の中に川和高校・湘南高校も入って「KSK Winter Concert」を開催しました。この「KSK」は、2016年に第5回目を開催することになりました。
このような背景から交流が始まった4校ですが、2011年・2012年の初期から活動していた生徒は卒業し、皆それぞれの道を歩みました。
ところが昨年の第4回「KSK」が終了し卒業生が集まると、皆口々に「また大槌と交流したい」・「皆で楽しい音楽がしたい」という想いが出てきました。
そして、高校生当時の復興への「ともしび」を消さないという想いから、吹奏楽団を結成し、名前を楽団ともしびとしました。
ここに初期の活動から携わっている各校卒業生と、次の世代となる各校の現役生との交流も生まれることになりました。
活動目的
楽団ともしびの活動目的は
- 音楽を楽しむこと
- 高校生のときからの交流や想いの「ともしび」を消さないこと
- 大槌を元気にすること
活動状況
設立されてから、まだ日が浅い楽団ともしびですが、以下の活動をしてきました。
- 逗子文化プラザホールでの「Music Fair 2016」への出演
- 横浜国立大学で開催された音楽教育学会でのランチタイムコンサート